暗号通貨の将来性と普及の可能性
世の中で認知されている暗号通貨、ビットコインだけでなく特に後発で開発されているアルトコインは、投機目的としてではなく、本来の意味で将来性や技術的側面を重視されるものが少なからずあります。大手取引所でメジャーとして取り扱われている暗号通貨は、目的や目指す方向が固まっているものが多く、詐欺ではない一定の信用度を満たした銘柄だと思います。
しかし現状では投機ブームによるギャンブルの的のような側面が強く、未だ確固たる裏付けのない状態で、必要以上に相場価格が跳ね上がってしまっていると思います。
本来のビジョンや実用化については、ある程度、大手企業は各暗号通貨の目指す方向性や本質の側面に注目し、出資したり、将来的に活用する方向で動いたりはしていると思います。
したがって、投機ブームに過ぎずすべては絵に描いた餅というわけではないのだと思います。
ビットコインのように、アルトコインもそれに続いて流通貨幣としての用途になるかといえば、全くそうは思いません。ビットコインですら、先進国においては特に法定通貨と同じくらいの使用頻度を達成する流通貨幣になるとは思っていません。
ビットコイン普及の可能性
ビットコインは世界的にも日本国内においても知名度が非常に高く今の状態を見てもまさに仮想通貨なのだと思います。
導入を表明している企業も数は増えてきています。企業努力によってビットコインの活躍の場は広がるのではないでしょうか。
どの程度普及するのかはわかりません。いくら相場が高くてもその変動幅の大きさや裏付けのない相場価格は、流通貨幣としては不安定でしかありません。
ですが、ビットコインはもはや他のものに転用はできないと思います。仮想通貨の基軸から外れてある日全く異なるシステムとして稼働するということはないと思います。
どれくらい普及するかに関わらずビットコインは今の扱われ方が変わることはないでしょう。
ビットコインは、そういう意味では使い道としてどんな将来性があるのかではなく、もはや流通貨幣として(決済システムが)どれだけ普及するかどうかでしかないと思います。
暗号通貨で決済について詳しい説明があります。
アルトコインの方向性と将来性
アルトコインを一括りに考えるのはかなり無理がありますが、ビットコインと比較した形で将来性を考えてみたいと思います。
イーサリアムやリップル、ライトコイン、ダッシュ、ジーキャッシュ、ネム、LISK、ファクトムなど注目されているアルトコインは多く、特徴も目指す方向性も異なります。もちろん方向性が似ているものもあります。
暗号通貨の種類について詳しい説明があります。
ビットコインと違って、後発組である利点は、先駆者ビットコインから学ぶことがありますし、抱える問題点を克服している場合が多いです。
取引所取扱のアルトコインはお金に換えられる通貨ですが、その中には文書管理やゲームコインなど、ある業界や業種から導入決定の判断がしやすい特徴を持つアルトコインもあります。つまりビットコインにはない将来性をもつアルトコインが存在しています。
今後は実用性、実現性、画期的な発想などがよりシビアに評価されていくと思います。
アルトコインの方が一旦完成形になれば導入と浸透は早いかも知れません。